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私の心霊体験(?) 第1回 富士山五合目の山小屋に何者かがいたかもしれない


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皆さんは、幽霊、悪魔、呪いの類を信じているだろうか?

筆者としては半々、つまり、50%信じている。この50%、自分自身を "かなり疑い深い人間" と理解している私からすると、結構高い数字なのだ。

10代後半~20代前半の頃は、全く信じていないに等しかったが、年を重ねるにつれ、「やっぱりいそうだ」と思うようになり、50%になった。

というのも、30年以上生きてきた中で、やはり今振り返っても説明がつかない不思議な体験、本当に偶然なのか分からないこと等があるからだ。また、身内が経験した話の中にも不思議なものがあり、身内が嘘をついているように思えないことからも、やはり心霊現象的なものってあるのでは?と思う。

当ブログでは、そうした筆者自身、あるいは身内の体験談を紹介していきたい。

 ※ 体験談は小さいものを含めると10ほどあり、今後、複数の記事に分けて全て紹介していくつもりである。

 

紹介に移る前に、先に3つのことを断っておく。

 ・信憑性を保つため、私自身、あるいは私の身内(家族)の体験に限る

 ・ 体験したことをリアルに伝えたいので、ザ・怖い話といった感じのオチのあるよな書き方にはできないかもしれない

 ・体験の恐怖度のレベルを、私自身が感じる怖さから5段階「甘口、中辛、辛口、激辛、超激辛」で表す
  ※このレベルは最近ハマっているYouTubeチャンネルの オウマガトキFILM さんのをマルパクリした形である。(オウマガトキFILMさんへ。無断でマルパクリしてすみません…どうかお許しを。)

 

それでは前置きが長くなったが、第1回目の話へ移る。

今回は、タイトルにもあるように富士山五合目にある山小屋で起こった出来事。

 

怖さレベルは・・・ 中辛

 

私の大学時代2011年の夏、今から10年前に遡る。私は植物に関する野外実習のため、富士山五合目にある奥庭荘という宿泊施設に1日(数日だったかも?記憶が曖昧…)滞在することとなった。この宿泊施設は、旅館やホテルのようなものではなく、山小屋のような小さなものだ。建物は若干古い雰囲気が漂ったものである。2階まであるうえ、1階には売店もあるので、山小屋と呼ぶのにふさわしくないのかもしれないが。

 ※この奥庭荘は、しっかりとした食事処・休憩所で、心霊スポットでもなんでもない
  http://www.digisco.com/okuniwa/

いずれにせよ、その奥庭荘に、大学の仲間、引率の教員・大学院生と総勢20名ほどで宿泊した。

現地までの到達手段は各自、現地集合だった。私は仲の良い友人たちと車で現地に行った。当着後、荷物を2階の寝室に運んだ。寝室といっても、広間が引き戸によって2~3つに仕切られているだけ。1つだけその広間とは別に部屋があったが、そこには教員と引率の大学院生が入った。

間取りは、我々が雑魚寝する広間がドカンと真ん中にあり、それを廊下が囲むだけの簡単なもの。ちなみに、廊下と広間の間には壁と引き戸有り。廊下で囲まれた広間の脇に、廊下を挟んだ形で、ちょこんとトイレや教員たちが泊まる部屋がある感じだ。

引率の大学院生の1人が、「奥庭荘の2階は幽霊がいるって噂だから気をつけてねー」みたいな感じの話を笑いながらしていたのを覚えている。なにやら、以前に同じように引率で来た際、霊感のある学生が、教員たちが寝ることになっている部屋に「女の霊がいる」とか言っていたらしい。

筆者的には、「でたでた。古い宿泊施設では必ずでてくる類の噂や。」と、その時はあまり気にしなかった。

 

実習として山を登るとき以外は自由時間。夜の時間は、友人たちと車で夜道をドライブした。たくさんのシカが道路に現れ、気をつけねばと思いつつも仲間たち含めかなり興奮していたことを覚えている。

奥庭荘から車で頂上側へ少し登ると、かなり開けたところに複数の売店、宿泊施設、展望台などがある。夜のドライブではそこへも行き、暗がりの中に複数の建物が見えることから「怖ぇー!」とか言いながら、やっぱり夏の夜といったら恐怖体験でしょ的な雰囲気が一瞬漂った感じがした。

 

夜のドライブを終え、奥庭荘に戻る。寝るモードに入っている人もちらほら。ただ、やはり大学生として酒を飲もうという雰囲気が出ており、数名で酒を飲みながら、仲間同士をイジるような話に花が咲いた。

話が弾む中、「ドオゥー」という鈍い音とともに、急に電気が消えた。そういえば、11~12時頃に自動で消灯すると教員が言っていた。「やべー!めっちゃ怖ぇー!」みたいな感じに一瞬なったが、ただ消灯しただけなのでそれ以上は何もなく、もう寝ようということになった。

寝る前にトイレに行く者もちらほら。どうやら親切に、トイレに繋がる廊下とトイレの中にはセンサー式の明かりがついているようだ。これでトイレに行くときは安心だ。

そんな感じで皆、就寝モードに入る。数名が寝始める中、まだウキウキ気分が消えない奴らも。私もそんな一人だった。横になりながらふざけた話をしたり、怖い話と言う名の、実は最高に面白いネタ話をして大爆笑を誘うものもいたり。

そうこうするものの、消灯後1時間以上たったころには、さすがに寝ようかという感じになった。大半が眠りに落ち始めたようで、寝言を言いだすものも。かなり静まり返った中で、寝返りをうつ音から、明らかにまだこいつ起きてるなという友人もいた。

「次の日は野外調査だし」となんとか眠りにつこうとしていたが、私はなかなか寝付けずにいた。「眠れねー。他にも誰かまだ起きてるやついて欲しいなー」と思いながら、暗闇で目を開けていたとき、パッ!と廊下の電気がついたのが、引き戸のすりガラス越しに見えた。

その時は、「えっ?」と思いながらも、「恐らく教員か大学院生がトイレに来たんだろう」と思い、歩く音を聞こうとした。が、足音が聞こえないし、すりガラス越しに人影も写らない。

 

「うわー、いきなり怖ぇー」と思った私は、頼むからこれを目撃したのは自分だけにならないでくれと思い、起きていそうな友人に声をかける。


※会話の内容を正確は覚えていないので、こんな感じだったというのを記載

 私:「○○(友人の名前)、起きてる?」

 友人:「うん」

 (私の心の声:よかったー!俺だけじゃなかったー!!)

 私:「廊下。」

 友人:「電気勝手についたよな?」

 私:「うん。なんで?ヤバくね?」 

 友人:「やばい。なんで?」 

 私:「知らん。幽霊じゃね?こわっ。いいや、もうとりあえず寝よう」

そういって、気にしないことにした。そうこう言っている間に廊下の明かりは消えていた。

しかし、十数分後。再び明かりがつく。

  私:「○○(友人の名前)、まただよ。」

  友人:「うん。怖っ」

そういった友人の声は、かなり眠そうだったので、それ以降は話かけないようにした。しかし、その後も眠りにつけなかった私は、何回か電気がつくのを見ることとなり、その度に、人影が見えないか目を凝らしたが、何も見ることはなかった。

 

翌朝、この話を他の友人に話すと、彼らは寝ていたようでこのことを知らなかった様子。我々はその話を特に深堀りすることはなく、普通に野外調査にでかけ、その後、実習を終えた。

 

今でも思う。あの電気が勝手についたのは何だったのだろうか?

「電気のセンサーが故障していた可能性」、「故障ではなく、電気が数十分おきに点灯するように作られている可能性」、あるいは、「何者かがそこにおり、センサーが反応した可能性・・・」。

その本当の理由は何なのか?もちろん筆者は知る由もない。

もしかすると、霊感がある学生さんが「女性の霊がいる」と言っていたのは本当で、その霊が、教員がいた部屋から現れ、廊下を漂っていたかもしれない。

今も営業している奥庭荘。今でも毎晩、ひとりでに電気がついているかもしれない。そして、それは、廊下を漂う女性の霊にセンサーが反応しているからなのかもしれない。

 

思っていたよりも長文になってしまったが、これで第1回の話は終わりである。

読者の方に少しでも恐怖を届けられていれば、そして楽しんでいただけていれば幸いである。

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筆者の心霊に対する考え方はこちら 

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