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英語に詳しくなっても英語力は上がらない | 日本人のための英語習得Tips


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英語学習者の中には英語自体や学習法に詳しい人がいる。
その中には一定数、詳しく持ち合わせているそれらの知識をもとに、やたらと解説したり他者の英語を指摘するのが好きな人がいる。

私もこのシリーズを書いている時点でその1人に分類されるのかもしれない。

この解説好きの解説例として、
「イギリス英語って○○な特徴があるよ」
「○○な勉強法は○○という効果があるからやったほうが良いよ」
「(セレブの名前)の英語はアメリカ英語だよね」
等が挙げられる。

さらに指摘好きの指摘例は、
「○○の発音違うよ。○○が正しい発音だよ」
「その単語使い方間違っているよ」
等がある。

英語や学習法に詳しくなることと、英語を習得することは全く異なるものであることは言うまでもない。英語に詳しくなってそれを解説・指摘すること自体は、解説・指摘者の英語の向上にほとんど何の役にも立たないと言える。
同様の理由で、彼らの解説・指摘は、解説・指摘された側の人間の英語の向上にとってもほぼ役立たないだろう。解説・指摘は英語に詳しい人からではなく、語学学校の先生等のプロや英語ネイティブから受けるべきである。

そうした理由から、本当に自身の英語を向上させたければ、英語に詳しくなるために使っている時間や解説している時間を、英語に触れる時間に充てた方がいいだろう。また、他人の解説や指摘に耳に傾ける時間を、英語に触れる時間に充てたほうがよい。

この主張に基づくと、この記事の読者は今すぐこのブログ記事から離れて英語に触れたほうが、間違いなく読者の英語向上のためになる。

私自身、このブログ記事を書いているよりも、英語に触れたほうが自身の英語向上につながる。英語向上のためという意味では、この時間が非常にもったいないと思いながらブログを書いている。実際は、英語のラジオや音楽を聞きながらブログを書いているので、英語に触れる時間を完全に逃しているわけではないが。

それでも私がブログ記事で情報発信をしているのには理由がある。
上では極端なことを書いたが、実際には、視点を広げるという目的で英語学習者が発信する情報を仕入れることがあってもよいと思っている。ただ、時間の使い方として、『英語に触れている』時間の割合を高く、『英語に詳しくなったり解説したり指摘したりする時間』の割合を低くするのが、英語向上のためになりますよとこの記事では言いたかった。

また、ブログ記事を書く筆者自身のモチベーションについては、『はじめに』の記事に記載している。