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私の心霊体験(?) 第7回 オーストラリアでの不思議体験集 - 後編 -


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筆者の心霊体験(?)記事、第7回。

連載6~8回目は、これまでと形式を変え、短編集のような形でお届けしている。

 

今回は、短編集その2。オーストラリアのホームステイ先および職場の農場で体験した、不思議な出来事。

その1はこちら。

 

※この心霊体験シリーズは、下記のもとで記載することとしている。

 ・信憑性を保つため、私自身、あるいは私の身内(家族)の体験に限る

 ・ 体験したことをリアルに伝えたいので、ザ・怖い話といった感じのオチのあるよな書き方にはできないかもしれない

 ・体験の恐怖度のレベルを、私自身が感じる怖さから5段階「甘口、中辛、辛口、激辛、超激辛」で表す
  ※このレベルは最近ハマっているYouTubeチャンネルの オウマガトキFILM さんのをマルパクリした形である。(オウマガトキFILMさんへ。無断でマルパクリしてすみません…どうかお許しを。)

 

それぞれの出来事の紹介に移る前に、ホームステイ先について少しだけ述べる。

私はオーストラリアに来たときから約2年2ヶ月、ホームステイと言う形で同じ家に滞在している。ホームステイと言っても、ホストマザー1人と滞在者数名。今はコロナの影響でハウスメイトがおらず、滞在しているのは私1人。

この家、そこそこ不思議な事が起こる。 

 

※1~4までは短編集その1に記載

5.壁の汚れ【甘口】

ホームステイを初めて1~2ヶ月ほど経った頃、食卓のすぐ横にある壁に汚れがついているのに気づいた。汚れと言っても、光の反射で変な模様が見える程度のもの。 その汚れ、よく見ると、大きなキツネの顔に見える気がした。「気がしただけ」だと思い、そのときは何も言わなかった。

※下記が実際の写真

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半年が経ったある日のこと、ずーっと気になっていたので、夕食の場でついにこの話をしてみる。ハウスメイトの2人は、「言われればそう見えるかも」、ホストマザーは、「ようわからん」といった反応。

「日本では、狐が人に化けたり取り憑いたりすると信じられている」と言うと、壁の汚れを拭き取ろうということになった。ティッシュを濡らして拭いてみるが、全然取れない。今度は、拭き掃除用のウェットティッシュでかなり力を入れて拭いてみる。それでも取れない。諦めた我々は、そのまま放置することとした。

 

そこから更に半年後。以前住んでいたハウスメイト2人は、もうホームステイ先から引っ越してしまっていた。ふと思い出した壁の汚れ。「何か今なら取れそうな気がする」と、そのとき思った。ホストマザーと2人、前回と全く同じウェットティッシュで拭いてみる。すると、前に消えなかったのが嘘かのように、簡単に汚れが取れ、キツネの顔っぽいものは姿を消した。

実は私、直感的に、「この狐のような模様」と「以前のハウスメイトの1人」に結びつきがあるような気がしていた。

このハウスメイトは日本人女性。家を出る前、精神的に疲弊し少し変わった様子だった。そして、「狐の霊が憑いている人の特徴」を調べてみると、その特徴のいくつかに当てはまる様子だった。

あの壁の模様、この女性に憑いた狐の顔だったのだろうか…それが原因で、女性が家を出るまで汚れは消えなかったのだろうか…

6.夢で出会った少年【甘口】

1年以上前のある日、ホームステイ先で不思議な夢を見た。夢の中には、出遭ったことがない少年がいた。その少年は、ホストマザーの孫息子さんの1人(A君とする。10歳)に少し似ている。でも顔の様子がおかしく、大きな病気あるいは障害を持っているように見えた。

夢の中の私は、この少年を心の底から愛しているような感覚を持っていた。まるでこの子が自分の子供かのような感覚だった。

 

夢から目が覚めたとき、なぜか、妙にリアリティがある変な夢だったなーと思った。「今後この少年に会う機会が来そう」、そう直感的に思い、夢の内容を忘れぬようにとメモを残した。

下記が、iPhoneに残した実際のメモそのままである

19/5/2019
I dreamed this morning and saw ugly kid(boy) but I love him. He looks like ###(A君の名前) but ugly. And he has some problem, it must be autistic.

 この夢を見てから1年半が経った今年1月10日、ホストマザーの別の子(B君とする。4歳)が、濡れた床を滑って転び、顔面を便器に強打してしまったようだ。このB君は、ものすごく私に懐いていて、「I love you, ###(筆者の名前). You're my best friend, ###」というようなことをいつも言ってくれる。病院に言って顔の検査をする前に私に一目会いたいとのことで、病院への道中にホームステイ先に来た。

 

車の中に座るB君。彼の顔を見た私は驚いた。めちゃくちゃ腫れている。特に口の上と目の周りの腫れがひどく、もはや別人だった。

そしてもう1つ、彼の腫れた顔を見た瞬間、私は「この顔、見たことある。前に夢で見た顔だ…」とすぐに夢の少年を思い出した。「###(B君の名前)、大丈夫?すぐに良くなるから大丈夫さ」と声をかけた、しかし、すっかり気分が落ち込んでいるB君は、もごもごと何かをつぶやくだけ。そのしぐさも含め、本当に夢の中で見た少年に瓜二つだった。

私はすぐに、iPhoneのメモを確認した。「夢のメモを残していたよな。勘違いじゃないよな」と。そして、その夢のメモは確かに残っていたのである。

なぜ私はB君の腫れた顔の夢を見たのか。そして夢の意味は一体何なのだろうか。これ以上、B君に変なことが起こらなければいいのだが…

7.電気のスイッチ【中辛】

これは、職場の農場での話。

ある金曜日の早朝、職場に着いた私は作業部屋の電気をつけようとした。すると、なぜか点かない。ブレーカーを確認するも、落ちていない。

上司含め、職場の同僚に聞いて回ったが、誰も原因がわからず。たまたま電気・機械に詳しい職員がホリデー期間中、また電気屋もスケジュールが埋まっていて来れないとのこと。

仕方ないので、その日は一日、大型の電灯を仮設置して薄暗い中で作業した。

 

そして翌週月曜の朝、職場に着いた私は試しに電気のスイッチをONにしてみる。すると、なぜか点いた。理由は全くわからなかったのだが、「とりあえず直った!」と喜び、その日の仕事に取り組んだ。

そして翌営業日の水曜。早朝に職場に着いた私は、例のスイッチをONにする。すると、また点かなくなっていた。「めんどくせー、直ってくれー」と思いながら、とりあえず放置。

その日はちょうど、電気・機械に詳しい職員のホリデー明け初日。その職員の出勤時、電気が点かなくなったと報告した。最初は、原因がわからないような反応をしていたのだが、彼は数十分後に戻ってきて口を開いた。

職員:「こっちへ」

私は部屋から外へ出て職員に続いて歩く。30秒程歩いたあと、その職員は、私にスイッチを見せてくれた。そのスイッチは、作業部屋にある電気・電源の元スイッチのようでで、外の壁のトタンに隠されたような形で目立たない場所にあった。私は1年以上働いていたが、そのスイッチの存在をそれまで知らなかった。

 

職員:「このスイッチがOFFになっていたんだ。ここをONにすれば作業部屋の電気が使えるようになるはずだ」

彼が言った通り、そのスイッチをONにすると、電気のスイッチが点いた。
ホっとしていたところ、職員が一言加えた。

 

職員:「スイッチを誰かがOFFにしたのが原因。でもいいか。このスイッチの存在を知っている人間は、この農場で俺だけだ

 

それを聞いたとき、ゾクッとした。彼はホリデーでその日まで職場にいなかった・・・

 

職員:「金曜朝までに誰かがOFFにして、月曜にはONに戻されていて、そして今朝またOFFにされていたんだ。幽霊かもな」

そう言った彼はニヤッと笑い、私の肩をポンポンと叩いて自分の作業場に戻っていった。

 

確かにこの農場、社長が幽霊を見たという噂があったり、機械が謎の不調を繰り返したり、オーブがカメラに捉えられたと話題になったり、変な現象が絶えない職場だ。また私自身、この職場でもう1つ不思議な体験をしている。 

kiyoping.hatenablog.com

 

 ※実際にオーブが写ったと言われている写真はこちら

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赤丸の中の白く伸びているものがオーブ。実際の動画では、矢印の方向に高速で移動するのがはっきりと見える。 

 

隠されたスイッチをOFFにしたのは誰なのか、何かが農場にいるのか、ファームで過去に何かがあったのか・・・

それらの誰か、何かを知っている職員がいるのかもしれないが、口を開く者は誰もいない。

 

短編集 Part 2/3 完

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