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オーストラリア在住者が書くブログ

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渡豪前の英語力について | 日本人のための英語習得Tips


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当ブログを書いている筆者の英語力はいかほどのものなのか、読者は気になるところだろう。

本記事では、オーストラリアに来る前の筆者の英語習得過程について記したい。筆者は2018年12月まで日本に住んでいた。渡豪時点の筆者は、27歳であった。
なお、オーストラリアに渡った後の英語力の変化についても別の記事で共有したい。

渡豪するまでの英語学習の過程を振り返ると、下記3つの段階に分けることができると思う。

1. 小学校高学年~大学3年生

中・高で英語の塾になんとなく通っていたが、英語がものすごく得意なわけでも好きなわけでもなく平均的な学生であった。学校での英語のテストの点数は、低くもなかったが決して高くもなかった。
高校は進学校だったためセンター試験を受けたが、センター英語の点数も特筆して高かったわけではない(試験前数ヶ月はスコア6~8割で変動)。大学に入ったあとはしばらくの間、英語と触れる機会がなくなってしまった。

2. 大学3年生~大学院卒業

大学3年になり、卒業研究をおこなうための研究室に配属された。研究に夢中になり英文の科学誌を読みたくなったこと、大学院進学を志望したこともあり、高校のときに使用していた英語のテキストを引っ張りだして復習した。具体的には単語帳を使い基本的な単語を暗記したのと、穴埋め式の問題集で文法を1~2ヶ月かけておさらいした。
それとほぼ同時進行で、自身の研究のために英語の科学論文を読みはじめた。この論文を読むことは、研究者を目指したこともあったため大学院を卒業するまでずっと続いた。初めの頃は、1行あたり複数個の単語の意味を調べなければならず、行間余白が日本語で書かれた英単語の意味でびっしりと埋まった。同じ分野の論文を大量に読んでいたため同じ単語に出くわす頻度が高く、1年が経った頃には、ほとんど英単語の意味を調べなくてよくなった。この3~4年間の間に読んだ英語記事の数はページ数にすると1万ページは超えたのではないかと思う。
大学院時代の一時期、英語のリスニング力を鍛えようと、海外のニュース番組のCD音声、英語全訳、解説記事がセットとなった定期購読誌を購入したが、長続きせず、1~2か月で手をつけなくなってしまった。

3. 大学院卒業~渡豪

大学院卒業後は民間企業に約3年ほど勤めた。入社後は英語に触れる機会を失った。渡豪の半年ほど前に行ったヨーロッパ旅行にて自身の英語力に失望したをきっかけに、留学しようと決意し、再び上記定期購読誌を中心に英語のリスニング力を伸ばすための時間を割くようになる。また、日本語字幕、英語字幕付きで海外コメディドラマのFriendsとThe Big Bang Theoryを見たり、YouTubeにてThe Ellen Showを見るようになる。

 

上記3つの段階をまとめて簡単に要約すると、渡豪するまでの私の語学習得過程の特徴としては、大学・大学院時代に、高校レベルまでの基本的な英文法・語彙を学び直したこと、専門的な科学記事を英語で大量に読み漁ったことであろう。

ここではもう1つ、私の留学前時点での資格試験の点数を公表したい。
他の記事にも書いているが、英語でのコミュニケーション力をはかる意味で、資格試験の点数は無意味だと筆者は考える。ただ、日本の英語学習文化のなかでの当時の立ち位置のようなものを示し、何かしら読者のモノサシのなかで自身を見て貰えるのではないかとも考える。
そうした観点から、決して自慢できるものではないが、ここでは私の留学直前時点での資格試験の点数を敢えて公開することとした。

受けた試験はCASECというもので、英検が開発したテストらしい。これを受験したのは渡豪する半年ほど前だったと思う。受験結果として記されていたTOEIC換算のスコアは、690点であった。70%に若干届かない程度である。
これが高いと捉えられるか低いと捉えられるかというのに筆者は興味がない。この数字は、点数至上主義の日本の英語教育文化にどれだけ忠実に従ってきたかを示すものでしかないというのが筆者の考えであるからだ。

以上が、留学前までの筆者の英語習得過程である。