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オーストラリア在住者が書くブログ

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英語を伸ばすために習慣づけたい12のこと | 日本人のための英語習得Tips


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ここでは、英語を向上するために意識したい習慣や考え方を述べたい。

Web上に似たような記事が散見されるが、私の記事が皆さんの参考になると期待される根拠として下記が挙げられる。

第一に、私の実体験に基づいて、本当に大事だと思うことを厳選して挙げている。

第二に、私自身、ある程度の英語コミュニケーション力を習得したという実績と自信がある。他の記事の筆者の中には、実はそれほどのレベルに達していない人もいるかもしれない。面白いことに、日本の英語教員の殆ど(有名な英語教育者でさえ)がまともに英会話できないことを示す動画をYouTubeで見かけた。これと同様な感じで、ブログで英語の習得法を述べている者の中に、皆さんが目指したいレベルに達している人がどれだけいるのか、正直疑問である。他者からのアドバイスを自分のものにするときは、質の良い情報を選ぶことをオススメしたいし、私のブログでは情報が質の良いものであるために最大限の努力をしていることを約束する。

第三に、ここで示すアイディアは、自身の体験や日本語サイトのアドバイスだけではなく、英語の情報源も基にしている。GoogleYouTubeで「How to improve English」等と検索して自身で大量に収集した情報も参考にしている。ネット上の英語記事は日本語記事の何十倍(おそらく…)も出回っているはずなので、日本語のサイトでは目にしない考えや観点が見つかることがあり新鮮に感じることが多い。

 

前置きが長くなったが、以下がオススメする習慣である。
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 1. Enjoy English all the time
 2. Don't put yourself down even if you feel like your English is not that good
 3. Try to think anything in English anytime
 4. Listen carefully and copy English native speakers
 5. Talk to native speakers as much as you can
 6. Watch videos on YouTube on which English native speakers are talking
 7. Use English-English dictionary when you look up the meanings of words
 8. Make your mouth and tongue get used to English phrases
 9. Use textbooks written in English to study English
 10. Sorround yourself with English

 11. Fall in love with English speakers
 12. Sometimes take it easy and talk to your Japanese friends in Japanese language
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1. Enjoy English all the time
 英語を常に楽しむこと。

英語学習では継続が非常に大事である。週に1日14時間英語を聞くよりも、週に7日2時間ずつ聞くほうが効果が大きいという類の記事を読んだことがある。継続のためには楽しくないこと(単語暗記など)はなるべく避けた方がよいと思う。極端なことを言うと、今取り組んでいる方法で楽しくないものがあればすぐにやめた方がいいだろうし、あらゆる方法を試したうえで1つも楽しめる方法が見つからないのであれば、英語の習得自体を諦めたほうが良いかもしれない。

2. Don't put yourself down even if you feel like your English is not that good
 自分の英語の下手だという理由で、自信を失わないこと。

英語が伝わらない、聞き取れないからといって自分を責めてはいけない。今できないからこそ勉強しているのであり、伸びる余地がある。周りは自分より英語が上手だ、という類の比較も意味がない。自分より話せるように見える人でも、更に高い目標があり、同じように自分の英語はまだまだだと思っているかもしれない。また、小さい頃から英語習得の環境に恵まれて育ってこなかった限り、あなたと同じように英語が話せなかった時期が必ずあったはずである。

3. Try to think anything in English anytime
 いかなるときに、どんなことも英語で考えてみること。

全ての時間、全てのことを英語で考える、というのは現実的ではないので、なるべくというニュアンスである。恐らくだが、人間の思考プロセスはざっくりと「感覚・感情が沸きあがる → それらを表現するために、言語で思考が形成される → 話す」という感じなのではないかと思うが、思考の形成部分をいつでも好きなときにやってみようというイメージである。

自分の頭の中で実際に英語の文章を作ってみるのだ。これはいくら間違っても恥ずかしい思いはしないし、いくらでも訂正がきく。英語が話せない人は、基本的にこの英語での思考形成のプロセスに慣れていないので、感覚・感情を言葉にすることができないのだと思う。そこを誰の目も気にせずに自由度を高く鍛えられようというのが目的である。

複雑で長い文章は避け、短くシンプルに考えてみるのをオススメしたい。私は間違えたと気づいたら修正するが、文法や語彙の正確性にはあまりこだわらない。

筆者は、考えたうえで言葉として発するところまでやることもある。よく1人でブッシュランド(低木林)にランニングに行き、走りながら何かを英語で考えてはブツブツつぶやいている。「Oh my God, what's that? Oh that's a snake, a tiger snake. I've just seen a snake. I will tell my landlord about it. She must probablly be surprised.」というような感じである。

4. Listen carefully and copy English native speakers
 ネイティブスピーカの英語を注意深く聞いて、真似すること。

ネイティブスピーカほぼ全員が英語の先生と考えられる。発音、フレーズなど彼らが話す英語は他の英語ネイティブが理解できるという観点においてはほぼ完璧であるはずだ。もちろん、他のネイティブスピーカが聞き取るのに苦労するほどの強いアクセントがある人は、真似する対象にしないほうが良いだろう。

5. Talk to native speakers as much as you can
 ネイティブスピーカと可能な限り話すこと。

非ネイティブスピーカがネイティブスピーカと話すことは、非常に高いハードルである。これは日本人に限らずである。語学学校でできた海外の友達とは話せるけど、ネイティブスピーカとはまともに会話できないという人は非常に多い。

ネイティブスピーカとの会話は、非ネイティブとの会話とは別物だと考えたほうがよいかもしれない。語学習得の難しさを理解してくれている非ネイティブは、言いたいことを何となく察してくれて会話が成り立たせることができるが、ネイティブとはそれが成り立たないことが多い。

我々の最終的な目標は、非ネイティブスピーカとだけ会話することではなく、英語ネイティブとも会話できるようになることであろう。

ネイティブと可能な限り話し、話す際の恐怖心を取り除いたり、ネイティブが理解してくれる発音、テンポ、フレーズを習得していったりすることは非常に重要なことだと考える。

6. Watch videos on YouTube on which English native speakers are talking
 ネイティブスピーカの会話をYouTubeで見ること。

ネイティブスピーカとの会話のハードルが高くても、ネイティブスピーカ同士が話している動画を見ることのハードルはかなり低いはずだ。YouTube上では、聞き取れなかったら戻って確認することができるし、動画によっては完全な字幕付きであったり、完全でなくとも自動字幕付きであったりするので、それが理解の助けになる。

自分が好きな俳優が出ているもの、自分が好きなトピックに関連する動画をみることが、継続するという意味でとても大事である。筆者は毎日のようにThe Ellen Showで好きな俳優の動画を見ている。字幕を付けたり消したりしながら繰り返しみるのもオススメしたい。繰り返し見ることで、発音やフレーズが定着するし、「数ヶ月前は聞き取れなかったことが聞き取れるようになった」というような英語の伸びを実感でき、モチベーション維持にも繋がるからである。

7. Use English-English dictionary when you look up the meanings of words
 語句の意味を調べるときは、英英辞典を使うこと。

英英辞典を利用することで、語彙力を増やすことに繋がるし、もっと大事なこととして、何か(語彙だけでなくある状況など)を説明するために必要な固定的な表現を学ぶことができる。

例えば、harshly(adverb)という単語をCambridge英英辞典で調べると、意味の1つとして『in an unkind or severe way』と出て来る。この『in a ○○ way』という表現は日常的に非常によく使われる『○○な様で/○○なやり方で』という表現の1つであるが、こうした表現を辞書の中から学ぶことができる。

もう1つ重要な点は、英英辞典で意味を調べることは、英語で話すときに『日本語→英語』という翻訳する悪癖を避けることに繋がる点である。英語の語句の意味の定義を、英語で蓄積するのか日本語で蓄積するのか、この違いは非常に大きく、英語で蓄積すればするほど、翻訳の過程が減らされていくはずである。

この主張に対する例を挙げてみよう。例えばある物の説明をしていて、そのある物が固いということを伝えている会話中に、What does "hard" mean?と聞かれたとしよう。

ここで、日本語で定義を蓄積している人は、
  (心の声:hard って固いだよな。固いって他の英語でなんだっけ。Solidか!)
 That means......, eh ....... solid. のような感じで2つの言語での意味の照合が挟まってしまい、少しのことを話すのにも時間がかかってしまう。

一方で英語での意味の定義の蓄積がある人は、
 (心の声:A synonym for hard must be ..., uh ... solid.)
That means similar to solid. That's the opposite of soft. Or.....などと、英語で蓄積された語句群をリソースとして説明を試み、頭の中で意味を探す過程で出てくる表現(心の声)をそのまま口から出してもよく、会話の間を埋めることも可能だ。

実際、私はオーストラリアに来たばかりのころは前者のような感じだったが、今は後者になっている。 

さらにもう1つ、英英辞典を使うべき非常に重要な理由として、語句の日本語訳と英単語のニュアンスにズレがあることが挙げられる。
例えば、upset (adjective) の意味を英和辞典で調べると、代表的な辞書のトップには『気が動転して、動揺して』という意味がヒットする。一方の英英辞典では、『unhappy, angry』といった意味がトップでヒットする。
私の経験上、upsetは日本語でいう『怒って』や『キレて』に近い使われ方をする。『He was upset.』は『あいつキレてたよ』のニュアンスで使われることが最も多いはずだ。極端に言うと、英和辞典を使用すると英単語の意味を正確にくみとれない可能性が極めて高い。

私がよく使う辞書は、Oxfordの英英辞典スマホ用アプリと、Web上で見られるCambridgeの英英辞典である。Googleで『(hardなどの調べたい語句) meaning』のキーワードで検索をかけると、有名どころの英英辞書の検索結果が上位となるはずだ。

8. Make your mouth and tongue get used to English phrases
 英語の発音に口と舌を慣らすこと。

英語を正しく発音するうえで、日本語を話す時に使わないような口の動きや舌の動きが必要となる。これは意識的に発音の練習をしないと決してうまく発音できるようにならない。頭の中に言うべきフレーズが浮かんで、いざ口を開いても、口と舌が動かず発音できないということによく出くわす。

例えば、これまでに私が練習してきたフレーズとして次のものがある。
 get outta here, a little bit of, at the end of the day, definitely, Jump out of the airplane

これらは日本人にとって非常に発音が難しいフレーズのほんの一部であるが、最初のうちはほとんどのフレーズに口と舌がついていかないだろう。幸い、綺麗に発音できるフレーズが蓄積すればするほど、口と舌が英語特有の発音に徐々に慣れていき、新しく出会ったフレーズを発音するのがどんどん楽になっていくはずである。

ネイティブの会話からフレーズを真似るのはもちろん良いが、英語の曲をきれいに真似て歌うことも口と舌のトレーニングになるので、強くオススメしたい。 

例えば、私はGirls like you(Maroon 5)の歌詞の中で、
 Cause girls like you run around with guys like me
 Til sundown, when I come through I need a girl like you, yeah yeah
 Girls like you love fun, and yeah me too What I want when I come through
 I need a girl like you, yeah yeah

の部分がお気に入りで、いつも通勤の車の中で大声で歌っている。
この歌詞では特に『Til sundown, when I come through』、『What I want when I come through』のところについて、綺麗でスピーディな発音を習得するのが難しかった。

9. Use textbooks written in English to study English
 英語で書かれた英語教材を使うこと。

日本人にとって英語で書かれた英語教材は馴染みがないと思う。
私は渡豪後に3ヶ月間こちらの語学学校に通っていたが、こちらではもちろん英語で書かれた教材を使って英語ネイティブの先生が指導する。これはレベルを問わず、ビギナーのクラスも同様だ。

英語を理解できないから英語を勉強しているのに、英語で英語の解説が書かれた教材を理解できるのかと思うかもしれない。しかし、我々が小さかった頃を思い返してみてほしい。私たちは本当に初歩的なところから日本語(国語)を日本語で学んできたではないか。
英語で書かれた教材は、最初は理解しづらいと感じてストレスを感じるかもしれないが、設問文や解説文に難しい英語は使われていないので、時間が経つと必ず慣れてくる。

英語で書かれた教材をオススメする理由は、英語に触れる機会が多くなるからである。日本語で書かれた教材を使った場合に設問や解説として書かれた日本語を読む時間が、英語を読む時間に置き換わる。

また、英語の解説を英語ネイティブが書いているということもポイントだと思う。英語ネイティブの方が、英語に詳しい日本人よりもリアルな英語について詳しいに決まっている。日本語で書かれた教材の著者が捉えられていない重要なポイントが書かれているかもしれない。

読者の中には、「我々は日本語に精通しているので、日本語を使って英語をしっかり理解したほうがいいのでは」と思う人もいるかもしれない。この意見への反論は、私たちは英語を理解することを目指しているわけではない。英語を使いこなすことを目指して勉強しているはずである。文法などもそうであるが、理解することは使いこなすことに繋がらない。極端なことを言うと、理解しなくても使いこなすことは可能である。我々が日本語の文法を理解せずに使いこなしているのと同じである。

「英語を使いこなせるようになる」という目標に対してプラスに働くのは、日本語で英語を理解することよりも、英語に触れる機会を増やすことだと筆者は考える。

10. Sorround yourself with English
 英語に触れる機会を多く作ること。

英語に触れる機会を増やすことが英語習得のためになるのは言うまでもない。
生活の中でのちょっとした工夫や取り組みによって、英語に触れる機会を増やすことができる。

筆者がおこなっているものを紹介したい。
・英語でググる
・PCとiPhoneの言語設定を英語にする
iPhoneのメモ機能に英語でメモする
・英語ができる友人とは英語でメッセージを取り合う
YouTube動画を英語で検索する

英語でググることやYouTubeの動画検索については、普段検索している中で必ずしも日本語で情報を得る必要がないものが対象になる。そうした日本語でする必要のない検索は思っている以上にあるはずだ。例えば「腕立ての正しいやり方」、「電動歯ブラシのメリット」、「英語習得にどのくらい時間がかかるのか」等々である。ちなみに筆者の直近1年は、しっかり統計を取ったとしたら90%以上のGoogleYouTubeでの検索を英語で行っているはずだ。

11. Fall in love with English speakers (it doesn’t matter if your crush is a native speaker or not)
 英語を話さないといけない相手に恋すること。

恋愛は全てのモチベーションに成り得ることは言うまでもないが、英語の学習においても例外ではない。英語でしかコミュニケーションをとれない相手に恋をした場合、その人と仲良くなりたければ英語を話さざるを得ない。筆者自身も経験があるからこそ語れるのであるが、『次会った時に何を話そうか』、『こういえば伝わるかな』、『こういうジョークを言って笑わせたい』、などなど本当に大きなモチベーションになる。

ただ、恋は頭で考えてするものではないと思うので、英語学習のためだけに恋愛するのはオススメしない。あくまで、自分の英語に自信がないから恋愛を諦めるというようなことはせず、英語話者に恋に落ちてしまったら心に従って突き進めということを言いたい。 

12. Sometimes take it easy and talk to your Japanese friends in Japanese language
 たまには日本語も話すこと。

これは、特に海外に留学している人に伝えたいことである。海外にいるからといって、100%英語の環境を作るというような日本人をたまに見かけるが、そのようなストイックさが本当に英語を伸ばすかは疑問である。

他の記事でも書いているが、筆者は英語を楽しんで学ぶこと、継続することが英語習得において最も重要だと思っている。その点、ストイックさは重要ではない。肩の力を抜きながら英語を習得するのがベストだと考える。

そういう意味で、英語伸ばすために英語漬けになるというような考え方はあまりオススメしない。日本語を話す機会が多ければ多いほど英語に触れる機会が減るのは確かだが、日本語を話したからと言ってこれまで習得した英語力が低下するはずがない。

こちらにいる私の友人の中には、毎日長時間(恐らく10時間近く)教材を使った勉強を、9カ月ほどストイックに続けているものもいる。非常に残酷な言い方になるが、私からすると彼の英語、特にスピーキングとリスニング力はさほど伸びていないし、彼の使う英語は非常に不自然である。もっとも、彼の文法は語学学校のレベル分けではAdvancedにあるようであるが。一方で、私はここ1年近く、教科書を使ったような勉強は全くといっていいほどしていないが、肩の力を抜きながらもこの記事で紹介していることを意識することでリスニング、スピーキングが伸びている実感がある。

私は日本人の友人と月に数回ランニングや買い物に出かけてほぼ丸一日、日本語を話すし、日本の友人とは日本語でLINEもするし、日本語で電話もする。それでも私はネイティブスピーカとコミュニケーションをとって仕事できているし、英語ネイティブのハウスオーナと毎日雑談しているわけで、そこまで英語力は低くないと思っている。

 

以上、現時点で非常に重要と思う12のことを上に記した。今後筆者の考え方が変わったら随時更新するつもりであり、多少数が増減するかもしれない。

 

各項目で詳しく説明しきれなかったこともあるので、それらについては後で他の記事で説明を加えたい。