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【オーストラリアの紫外線強度】なぜオーストラリアの日差しのほうが日本のそれより強いのか 


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■なぜオーストラリアの日差しのほうが強いのか 

別のブログで、オーストラリアと日本の日差しに関するデータ比較をし、オーストラリアの日差しのほうが強そうだということを述べた。この記事では、オーストラリアの日差しが日本より強い理由について考察する。

若干唐突ではあるが、私がオーストラリアに来たばかりのころ、語学学校の先生から「オーストラリア上空は何かしらの理由でオゾン層が薄い」という話を聞いた。オゾンは生物に害を及ぼす紫外線の一部を吸収する役割があるので、オゾン層が薄い地域のほうがUV指数が高くなるはずである。

この観点から少し調べてみたところ、オーストラリア上空のほうがオゾン層が薄いというのは事実のようで、それが『オーストラリアの方が日差しが強い』理由と言えるのではないかと考える。

下記サイトを見ると、オーストラリア周辺のオゾン量は季節を問わず日本周辺に比べて低いことが見てとれる。
 アメリカのEarth System Research Laboratory (ESRL)という研究組織が発行している資料】
  https://www.esrl.noaa.gov/csd/assessments/ozone/2010/twentyquestions/Q4.pdf

 一般に、南半球の中高緯度地域では北半球のそれに比べてオゾン層が薄いようである。オゾンホールと言われている化学物質によりオゾン量が極端に低い地域は、南極付近で顕著であり、北極では目立たないとのこと。

下記資料によると、その理由は気候条件によるそうである。
 【上記と同じくESRLの資料】
  
https://www.esrl.noaa.gov/csd/assessments/ozone/2010/twentyquestions/Q10.pdf

第一に、南極付近のほうが北極付近に比べて気温が低いようだ。南極付近のほうが気温が低い理由としては、南極付近の大部分を大陸が占めている一方で、北極では海が大部分を占めていることが挙げられるようである。地上または海上に届く太陽の光が極端に少ない地域では一般に、海の上空よりも陸地の上空のほうが気温が低いとのこと。そしてオゾン層の破壊に与える化学物質の影響は、気温が低い地域で強くなるそうだ。気温が低い南極のほうが北極よりもオゾン層破壊が顕著であることに納得できる。

  【下記ウェブサイト参照】

www.coolantarctica.com

wattsupwiththat.com

第二に、南極付近では、特に冬場の間は周辺地域と混ざりにくい大気の流れとなっているそうだ。これにより、オゾン層が薄くなった極域上空に周辺からのオゾン供給が殆どなされないとのこと。

これら2つの理由により南極付近のほうがオゾン量が少なく、それが周辺の中高緯度地域にも波及することで、南半球上空のほうがオゾンが少なくなるのだと考える。「北極周辺では年間を通してオゾン量が高い傾向にあり、季節的な大気循環のなかでオゾンが北半球の中高緯度地域に供給される」という表現のほうがより正しいかもしれない。

参照した資料を見ると、オゾンの量やその流れに季節変化があるようなので正確な説明ができている100%の自信はないが、考え方としては大方合っているのではと思っている。いずれにせよ、上空のオゾン量が低いことこそが、オーストラリアの日差しが日本よりも強くなる原因であるとこの記事では主張したい。